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Site icon image電子工作 ~ 50歳の手習い

本職はソフトウェアエンジニア。最近組み込みの仕事がよくあるので勉強がてら楽しんでます。

MicroPython で 内蔵LEDのLチカさせてみました(Paspberry Pi Pico W編)

今日は、「MAKO」と言います。

今回は、「Paspberyy Pi Pico W」の内蔵LEDをLチカする方法について書いていきたいと思います。

「Raspberry Pi Pico」での内蔵LEDのLチカについてはこちらをご覧ください。

📄Arrow icon of a page linkMicroPython で 内蔵LEDのLチカさせてみました(Paspberry Pi Pico W編)

「Pico W」はRaspberry Pi PicoにInfineon CYW43439無線チップを追加搭載し、無線LAN機能が利用可能となったモデルとのことで、無線チップ回り以外は違いがなさそうですが、「Pico」用に作成した内蔵LEDのLチカのプログラムは、「Pico W」では動作しません。

その理由は、以下のRaspberry Pi Pico and Pico W の公式ドキュメントを参照して頂くとお分かりの通り、内蔵LEDのピンが異なります。

  • Pico については 、GPIO25に接続されている
  • Pico Wについては、WL_GPIO0 すなわち、無線チップのGPIOに接続されている。

この違いから、Picoのプログラムはそのまま動きません。

MycroPythonにて「Pico W」の内蔵LEDをPinとして指定する場合には文字列の “LED” を指定する必要があり、修正したソースコードは以下のようになります。

import machine
import time

# 内蔵LEDはCYW43439無線チップに接続されています(文字列で "LED" を指定する 
led = machine.Pin("LED", machine.Pin.OUT)

while True:
    led.toggle()  # LEDの状態を切り替えます
    time.sleep(1)  # 1秒待ちます

このコードを実行することで、Pico Wで1秒間隔で内蔵LEDが点滅します。